住み替えローンについて
【住み替えローンについて】不動産売却の耳より情報
本日は「住み替えローンについて」についてご紹介します。
住み替えローンとは既に持っている住宅ローンを新しい住宅ローンに切り替えることで、新しい住宅を購入するための資金を調達する方法です。
住み替えローンを利用することで、ローン返済中の住宅を売却したうえで新居の購入資金を調達できます。住み替えローンのメリットは、自宅を売却してもローンが残ってしまうときに自己資金が足りなくても住み替えできることです住み替えローンは、既に持っている住宅ローンが残っている場合に限り利用できます。また、住み替えローンを利用する場合には、既存の住宅ローンの残債が多くなるため、返済期間が長くなることがあります。
利用する際にはメリット・デメリットのほか、以下の注意点についても確認が必要です。
・余裕のある返済計画をたてる
・新居探しを早めに進める
・住宅ローン控除や住まい給付金等の適用が可能か調べる
住み替えローンは「マンションの購入額以上の融資をする特殊なローン」ですので、計画的に利用することを推奨します。
住み替えローンのデメリットには、以下のようなものがあります。
■金利が高い
住み替えローンは一般的な住宅ローンと比べて金利が高い傾向にあります。一般的な住宅ローンは金融機関所定の基準金利から優遇を受けられるのに対して、住み替えローンには優遇措置がないのが大きな理由です。住み替えローンの金利は種類が複数ありますが、一般的に2%~4%ほどといわれています。
■審査が厳しい
住み替えローンの審査は、通常の住宅ローンに比べて厳しい傾向があります。住み替えローンの審査に通らないという可能性も考えられるため、不動産会社に相談をするなどして、資金の調達方法の代替案を用意しておくのがよいでしょう。
■売却と購入のタイミングを合わせないといけない
住み替えローンでは、「旧居の売却と新居の購入の決済日は同じでなければならない」という制約があります。売却する家の買い手が決まっても自分が買う家が見つかっていない、あるいはその逆の状況も起こりえますので、住み替え期間中は販売活動も家探しも優先して、売却と購入が同時に進められるように取り組みましょう。